■ マテシッツ会長は前向きセバスチャン・ブルデーとのシート争いに敗れた琢磨だが、レッドブルのサードドライバーの可能性が報じられている。
レッドブル・オーナーのマテシッツ会長が報道陣に語った内容によると、やはり琢磨の日本での人気は気になるらしく、またテストで見せた速さも魅力的に映っているようだ。
マテシッツ会長は琢磨起用に前向きで、琢磨サイドの方針次第ではすんなり実現する可能性があるかもしれない。
今シーズンは、レギュレーションによりテストが制限されることもあり ( テストに関するレギュレーションはいまだ流動的だが ) 、レッドブルはサードドライバーが今の所不在である。
また、コストカットから兄弟チームであるトロ・ロッソのサードドライバーも兼任となるようだ。
琢磨がサードドライバーになる、ということに関しては、賛否両論あるだろう。
しかしF1の世界は、一度出てしまうと戻るのが非常に難しい世界であることも事実である。
琢磨の選択に、注目が集まる。
■ 勘繰ってみるセバスチャン・ブルデーがトロ・ロッソのシート争いで琢磨に競り勝ったのは、非常に高度なレベルでの取引 ( フェラーリエンジンの使用料軽減や、ルノーのフランス人への配慮などなど ) があったのでは?というのが大方の見方だが、マテシッツ会長から発せられたコメントにも、イマイチ釈然としないものがある。
「 琢磨は非常に速いドライバーであることは認めるが、彼を選択すると、我々が昨年一年ブルデーとやってきたことが無駄になる 」
と言うのがブルデーを選択した ” 理由 ” として語られているのだが、それならば最初から迷う必要など全く無いじゃないか、というのは明々白々なことで、本当の理由は他にあるんだよ、と言っているようなものである。
ブルデーのレギュラーシートが決定した今、琢磨をこれだけ高評価するのは、やっぱり本心では 「 琢磨が本当は欲しかった 」 という表れなのではないだろうか。
琢磨を傘下に収め、4人のレギュラーのうち誰かの結果が出ない場合には・・・。
特にブルデーに関しては、その実力については存知の通り。
レギュレーション変更で更に ” ブルデー好みのマシン ” では無くなる2009年型マシンに、ブルデーが苦戦することは大いに予想される。
フェラーリやルノーから好条件を引き出し、美味しいところは頂いておいて、実際には 「 結果が出せないのだから仕方が無い 」 と言う事で琢磨にスイッチ・・・という青写真が、マテシッツの頭の中に描かれている・・・かもしれない。