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2007年11月24日

佐藤琢磨 来シーズンを語る

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[質問に答える佐藤琢磨(写真:ARA)]

11月23日(金)に開催されたホンダサンクスデーにて開催された記者会見で来シーズンの目標等について語った。

Q:オーバルを走ってみての感想は?
インディーカーは薄いウイングでダウンフォースがそれほどいらないが、基本的に曲がりくねったコースを走るF1マシンはオーバルを走るにはちょっとドラッグ(空気抵抗)が付き過ぎかなと思いますね。ただ十分なダウンフォースが出ているので1周にわたって全快で走行できますね。体にかかるGフォースとしては普段の真横のGだけではなく、長い時間の縦方向のGもあり、他のグランプリコースでは味わえない、もてぎだけのお楽しみですね。

Q:シーズンオフが終わって車にはすぐ慣れる?
車、タイヤが変わっていなければ乗った瞬間にフィーリングは戻ってきますが、最初の数周はウォームアップという感じになりますね。ただ、3ヶ月近く乗っていなかったら体は相当疲れるので初日はきついし、そのまま連続で3日間のテストなら本当に辛いです。ただ、体が目覚めて次からのテストは楽になりますね。

Q:テストはいつから参加ですか?
12月5日からテストを行いますが、今のところ6日・7日を担当する予定です。

 Q:カスタマーカーの問題について
チームは既にバルセロナでテストを始めていてテストの間は基本的にどんなマシンを走らせても良いので特に大きな問題点は無いと思うし、チームもカスタマーカー使用で準備を進めている、今の間に収集できるデーターはいまのうちに取っておこうという体制で進めています。

Q:来シーズンについて
コンペンティブなパッケージで走りたい。その為の選択肢として複数のオプションを含めてありましたが現段階では基本的にはスーパーアグリでやっていく方向です。まだ自分自身では納得できるパッケージが揃っていないので最終同意には達していませんが、チームも精一杯頑張っているし、この冬の間に出来る準備が全て整えば来年も力強い走りが出来ると信じています。

 Q:スーパーアグリ3年目の目標は?
チームがもっているポテンシャルをフルに発揮させてあげたいですね。1年目はGPチームとしての準備であって全てが前進できるシーズンだった。それは基本になるレベルが低いところから始めていたので簡単ではないけど前進するのがそれほど難しくなかった。ただ2年目はどんどん厳しくなってくる、2年目に掲げた予選トップ10やポイント獲得の目標をクリアできたことは良かったし100パーセントの仕事をしてくれたけどチーム自体が小さいこともあり開発が進まなかった。今後、スーパーアグリがシーズン最後まで開発できる環境になれば結果は付いてくると思っています。

Q:来年の目標は?
来年はトランクションコントロール(以下TC)がなくなりレースとしては面白くなると思うし、今年以上にチャンスがでてくるので、今年以上に力強いレースをして2年目の結果を超えていきたいですね。

 Q:TCの有無の違いは?
これまで以上にシビアなアクセルワークが必要になり、パワーのあるF1マシンはホイルスピンを起こし簡単にスピンしてしまいます。今まで車が多少ナーバスでもコンピューターで姿勢を制御してきたけど、これからは出来なくなります。そう言う意味ではドライバーにとって大きな挑戦になるし色々な面からレースに駆け引きが出てくると思いますね。タイヤ使用することによる性能低下やガソリンが減ったとき、雨が降ってきた時など今まで以上にレースとしては色々なパターンが出てきます。今までのようにコースの外に出て全快で戻ってくるのは無理でしょうね。ドライバーとしては楽しみなところでもあります。現代F1で全てがコンピューター制御で長年作り上げてきたパッケージでいきなりTC等のデバイスをとった場合、マシンの挙動はどうなるか分からないです。シーズンオフでそこの部分を上手く作り上げてきたチームが有利になるでしょうね。

 

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